第七頸椎のシニフィエ

2012

檜、欅

2150×800×730

 

一見人の形をかたどっているがそのトルソーに当たる部分は男性器の形になっている。「個」と「個」の結びつきを一体の神像彫刻として造形した。そもそも生きる「欲」の根源は個人で完結するものではない。生きるとは「次に受け継ぐ」事であり性的衝動という次の命を生み出すリビドーは生命感のある造形に繫がる。