問答、骨。

2011

釘、木

950×450×400

木のトルソーを釘で覆いながら二重の輪郭を成形した作品。

釘をうつ。その「内面」を模索する行為のくり返しの中で「外面」が成形されてゆく。

木彫刻を作成する上で、作り手の意思は内に内に向かって行く。

一般的な彫刻に置けるカービングという行為は

無駄なものを排除し 塊の中のイメージの形を掘り出す。

私の釘による彫刻は 塊の中のイメージの形を 「思い、 指し示す」 という行為の蓄積で形づくられている。